その10:「最後に」
マテ茶探しの旅、そのような経緯で良質なマテ茶にたどり着くことができました。
そして今回、第一弾としてデイブに紹介してもらった農家さんの茶葉を9月から発売開始します。
デイブに紹介してもらったマテ茶農家さんも家族経営の小さなところでもちろん農薬/化学肥料無使用。
そしてフェアトレードです。
茶葉は文章中でご紹介した通り、まるで生の葉のようなフレッシュな味に、これぞマテ茶!という感じのすっきりした後味が特徴。マテ壺とボンビージャ(茶漉し付きストロー)を使った伝統的な方法で濃く飲むと、朝やデスクワーク中にコーヒーの代わりになるのでオススメです。
また、紅茶のように熱湯の中で少量の茶葉を蒸らす飲み方だときれいな黄金色に。
こちらの飲み方だとマテ茶らしい香ばしさだけを残して苦味自体はほとんど消えるので、苦味が苦手な方でも飲みやすくなります。
マテ茶の名前はBodhi MATE。
Bodhiとは「偉大な知恵・知識」のこと。
美味しいだけではなく、多くの栄養素が含まれているマテ茶。
インディオ達はずっと昔からからその事に気がつき、健康維持のためにマテ茶を飲み続けてきました。そんなインディオ達の
偉大なる知恵への敬意から「Bodhi MATE」と名付けました。
…というとまるで私たちが名付けたようですが、実はデイブが命名。私たちのために名前を考えてくれました。
日系移民の皆さんのおかげで契約を結ぶことができた農家さんの茶葉は現在配送手段を模索中。
現地の輸出業者の方が調整してくれています。
リリースはまだ先になってしまいそうですが、ぜひ楽しみにお待ちいただければ幸いです。
最後になりましたが、Planarとはもはやまったく関係がないのにマテ茶に関する情報を集め、友人知人にまで呼びかけてくれたデザイナーの二人、ホステルで私たちを励まし、オベラ行きのアドバイスをくれたみんな、そして躊躇なく今までの知識を提供してくれ、マテ茶農家まで紹介してくれたニューヨークのデイブ、応援し、励ましてくれ、なんとかしようと立ち上がってくれた日系移民の皆さん、そしてそれを繋いでくれたオベラの街の皆さん、本当にありがとうございました。
本当にたくさんの人に助けられました。
次は私たちの番。
一人でもたくさんの人にマテ茶の素晴らしさ、アルゼンチンという国、そして明るく優しい人々のことを伝えていくことが私たちの役目だと思っています。
そしてデイブの言う、感謝の連鎖の一部になれるように、「ありがとう」を繋いでいくような存在になれるように努めていきたいと思います。
[マテ茶探しの旅]
記事一覧
その1:「マテ茶との出会い」
その2:「アルゼンチン・ブエノスアイレスへ」
その3:「ポサーダスの夕暮れ」
その4:「"マテ茶"をたずねて三千里と絶望」
その5:「マテ茶の神、降臨」
その6:「オベラで再び途方に暮れる」
その7:「まさかの出会い」
その8:「上手くいくこともあれば、いかないこともある」
その9:「マテ茶のすべてを知る」
その10:「最後に」