ネパールのお母さんたちがひとつずつ丁寧に丸めて作ったフェルトボールのシリーズ。
ネパールでは夫が妻子を置いて出て行ってしまうケースがとても多く、シングルマザー達はたくさんの子供を抱えて日々の生活も大変。泣いている小さな子供を抱えながら懸命に働くお母さん達の姿をよく見かけますが、彼女達の労働条件は決して良いものではありません。シングルマザーということで足元を見られ、通常よりもずっと悪い賃金しかもらえないのです。
そんなお母さん達の手助けを少しでもできればということで2年前にシングルマザーの仕事を支援する団体を立ち上げたミナさんというネパール人女性。
ミナさんも同じく母子家庭の家で育ち、たくさんの弟・妹を養うため、小学生のうちから編み物やフェルトを使った製品を作り、母の手助けをしていました。
現在は、仕事がもらえないシングルマザーの人たちに作り方を教え、独り立ち後の仕事の提供も行うといった活動をされています。
賃金ももちろん他の仕事のように足元を見るようなことは一切なく、適正価格が支払われます。
LIFE IS JOURNEY!とミナさんとの出会いは2年前、まだミナさんが団体を立ち上げる前でした。
たまたま私たちが泊まった宿の奥さんがミナさんで、仲良くなっていろいろ話しているうちに「シングルマザーを支援する団体を立ち上げたい」と打ち明けてくれました。
LIFE IS JOURNEY!として何かお手伝いできないか?ということで一緒に手袋などのニットアイテムを企画したのがすべての始まり。
それをきっかけにミナさんは団体を立ち上げたのですが、今回久々にネパールを訪れてみると、ミナさんの元にはたくさんのお母さんたちが集まり、和気あいあいと楽しそうに仕事をする姿がありました。
今回、そんなミナさんの元で働くお母さん達にフェルトを使ったアイテムをいくつか作ってもらいました。
実際に作ってくれているお母さん達とお会いしてきましたが、寒い冬の中、何時間も石鹸水に手を浸してひとつずつ丁寧に作ってくれている様子を見て、胸が熱くなりました。「手が荒れることなんて気にしない。それよりもこの仕事につけたことが本当に幸せなの。」
子供をあやしながら、働くお母さんたち。
子供たちが遊ぶためのおもちゃも用意され、子供たちは楽しそうに走り回っています。
お母さんたちは井戸端会議のようにおしゃべりに花を咲かせて、楽しそうに仕事をされています。
お母さんたちが心地よく働けるように、いたるところにミナさんの心配りが感じられます。
ミナさんの工房はやさしいお母さんの笑顔と子供たちのはしゃぐ声で溢れた、暖かな場所でした。
そんなお母さんたちが作った、ステキなフェルトボールの鍋敷きが出来上がりました。
遠くヒマラヤのふもとからやってきた鍋敷きたち。
厚みのあるウールのボールを使用しているので、土鍋やフライパンなどを置いても平気です。
別売でお揃いのコースターがあります。
今日もどこかの家庭にほっこり暖かく迎えてもらえているといいな。そんな風に思う日々です。
Size:直径20cm
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